「この夏の思い出」

すでに夏と言うより秋になってしまいましたが、
今年の夏の思い出として三つの事を取り上げたいと思います。

何よりかにより、これだけははずせません。
もう秋ではありますが、夏の総決算としてはこれ以上のものはありません。
そうです、やりました。
我らが阪神タイガース、2年ぶりのセ・リーグ優勝。
一時期の低迷からすると、夢をみているようです。
まさか、こんなに強いチームに生まれ変わったとは。
あとは日本一、そして連覇と果てしなく夢は広がります。

振り返ると、今年は球場に足を運ぶ事が少なく、テレビ観戦が主でしたが、
「普通に強い」タイガースの姿に、こちらも「普通」に接していた様な気がします。
そんな中でも、思い出深いのは『ホテルマウス』というラジオのお仕事で、
阪神関連のコーナーを半ば強引?につくって、
挙げ句の果てに神宮球場に阪神の試合を見に行って番組にしてしまった事です。
仕事でタイガースと関われる。
ま、一方的ではありますが、そんな夢のようなことも「普通」に経験しました。

優勝の夜は、テレビの前で「普通」に興奮しながら、「普通」に祝杯を挙げました。
翌朝は、寝不足ながら「普通」に起きて、
駅までスポーツ新聞全紙を買いに行くという、一昨年と同じ行動を「普通」にとって、
あとは日本一になる瞬間を「普通」に待っています。

★ちなみに、普通という言葉には、本来の意味の他に、冷静にとか、静かにとか、
 物凄くとか、むちゃくちゃとか、スゲーとか、いろんな意味を込めています。
 いろいろ当てはめて、上記の文を読んでみてください。

そんなタイガースを応援しながら、
今年の夏は、劇場版『鋼の錬金術師』関連のお仕事がいくつかありました。
なかでも二度の舞台挨拶とティーチインは、なかなか経験できない事でしたから、
自身楽しい時間を過ごせました。
それぞれ、すぐ近くでファンの皆さんと接する事ができ、
皆さんのあったかい気持ちに触れる事ができて本当にうれしかった。
できる事なら、東京だけじゃなくて、全国の劇場に行きたいくらいでした。
いつか、ほかの地方の皆さんに会えるといいですね。

そして、楽しかった夏も終わりにさしかかったころ、超大型台風14号の接近・上陸で、九州地方を中心として大変な災害が起こってしまいました。
が、それに先駆けて9月4日の日曜日、東京を、これも台風の影響ではありますが、
物凄い集中豪雨が襲いました。至る所で川が決壊し、下水道は雨でパンク。
これが東京かという様な、ニュース映像。
多くの家屋が床上・床下浸水、たくさんの人が避難を余儀なくされました。

そうです、実は我が家も床上浸水の憂き目にあったのです。
川水の氾濫によるものではなく、下水道からの雨水の逆流だったので、
泥水ではなかったのが不幸中の幸いと言うべきでしょうか。
それにリビング、寝室などは二階三階だったので、生活必需品は無事。
それでも、一階は完全に川が流れている様な状態で一時は途方に暮れました。
しかしながら復旧は順調に進み、災害の爪痕は少しのこり、捨てたくないものも
いくらかは捨てざるをえませんでしたが、以前と同じ生活をしています。
ですから、皆さんご心配には及びませんからね。
本当に、大変な被害に遭われた皆さん、一日も早い復旧を心から祈っております。

そんな中でうれしかったのは、数日後に区役所から消毒に来てもらったおり、
区の職員と一緒に来てくださったのが、新潟県小千谷市の方々。
何でも、昨年の地震被害の際、手伝いに来てもらったのでという理由で、
度はこちらにお手伝いに来てくださったらしいのです。
実際僕自身は何もしていないのに、そうやってきて下さった事に
ただただ感謝した次第です。
本当にありがとうございました。

とまあ、大きく三つの事を取り上げましたが、今年の夏も色々ありました。
というより、ちょっとありすぎなような気もしますが、
まだまだ2005年が終わったわけではありません。
今年中にまだどんな事が起こるか分かりません。
このサイトももうじき管理人が変わりますし、掲示板から始まったリニューアルも
これからどのようにおこなわれるか、楽しみです。
皆さんの周りでも、これからどんな事があるのでしょうか。
もうちょっとだけ、2005年を満喫しましょうね。





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